大山町にM1+4回生で現地調査に行ってきました.大山町の活性化に向けた提案にまとめる予定です.
大山町にM1+4回生で現地調査に行ってきました.大山町の活性化に向けた提案にまとめる予定です.
今年はM2の潮田君,古田君,4回生の多田君,山口君,陸君が研究室を修了,卒業しました.おめでとうございます!
4回生の多田篤人君の卒業論文「VR技術を用いた垂れ壁の印象評価 ―認知症グループホームを対象として―」が,計画系で最優秀卒業論文(森田慶一賞)に選定されました.おめでとう!
主な結論は以下の通りです.
1)「垂れ壁のないフラットな天井の空間」と,「背景と同色の白い垂れ壁で仕切られた空間」では,広さの印象に有意差がみられた.また,2)「木の素材の垂れ壁」は,「フラットな天井」の場合と比較して,「落ち着き,温かみ,居心地,家らしさ,安心感,覚えやすさ,広さ,開放感,主観的な好ましさ,総合的な評価」に有意な差がみられた. つまり,天井面が木の垂れ壁で仕切られることで,グループホームとして認知症の高齢者に適切な空間になると思われる結果が得られた.
その一方で,3)「木の素材の垂れ壁がある空間」と,「背景と同色の白い垂れ壁で仕切られた空間」においても,「落ち着き,温かみ,居心地,家らしさ,安心感,覚えやすさ,広さ,開放感,主観的な好ましさ,総合的な評価」に有意な差がみられた.
以上のことから,垂れ壁の有無は,まず,空間の広さの認識に優位な差をもたらすこと,また,一律に垂れ壁があれば,「落ち着き,温かみ,居心地,家らしさ,安心感,覚えやすさ,広さ,開放感,主観的な好ましさ,総合的な評価」に効果が得られるのではなく,「背景色と同じ白い垂れ壁」のある場合においては,その効果が少なく,住宅らしい木質系の素材で,背景とは異なる明確な色の差をもたらす垂れ壁の場合に,その効果が大きく表れることが明らかになった.
1/7-9の3日間,岐阜県の新生会「もやいの家瑞穂」にて,VRを活用した空間のシミュレーション調査を行いました.職員の方に被験者になっていただき,「もやいの家瑞穂」の垂れ壁を操作したVRを見ていただき,印象評価を実施しました.
修論,卒論の提出に向けて,Adobe inDesign の勉強会(講師は博士課程の安田君)を開催.成果が論文に活かされることを期待しています.
大阪府営団地の11室を目的外使用して,若者の就労支援に取り組むNPO法人HELLOlifeさんの取り組みを見学してきました(2018.12.05)
集合住宅名称の地理的分布について株式会社Strolyにて意見交換を行いました.
パタンランゲージの考え方を取り入れて計画された集合住宅「泰山館」(1990年竣工)を見学させていただきました.30年ちかい年月が経過しながらも,成熟と同時に輝きを感じさせる建築と環境でした.
高齢者住宅財団主催,国土交通省後援「高齢者住宅政策研修会」が大牟田市で開催されました.研修会では「空き家活用・居住支援コース」に参加.行政の皆さんとのワークショップ,熱心な議論に盛り上がりました.
設計時にアドバイスさせていただいた佐久市の「タウンコートのぞみ」が竣工しました.代表のきめ細かな配慮が取り入れられた素晴らしい環境です.今後の地域に溶け込んだ運営が楽しみです.